研究業績

日本離婚・再婚家族と子ども研究学会第5回大会抄録集,p.6. 立正大学 (2022)
継子が認知した同居実親・別居実親および継親のかかわり等と継子の適応の関連―潜在クラス分析を用いた類型化の試み―

著者

直原康光・野沢慎司・菊地真理・安藤智子

カテゴリ

学会発表(口頭)

Abstract

親の離婚・再婚を経験し,現在青年・成人期の継子を対象に,過去の同居実母,別居実父および継父のかかわりや親同士の関係性と現在の心理的適応との関連を検討することを目的として,20-29歳の男女に調査協力を求め,421名を分析対象とした。同居実母,別居実父および継父のかかわりや親同士の関係性得点を用いて,潜在クラス分析による類型化を行い,クラス間で適応に差があるかを比較した。その結果,4クラスが抽出され,実親・継親ともに良好な関係を構築していたと認知していた群および別居実父とは交流がなかったものの,同居実母および継父との関係が良好であった群において,抑うつ・不安や攻撃性得点が低いことが明らかになった。