研究業績
家族療法研究, 37(2), 30. (日本家族療法学会第37回東京大会抄録集) 東京大学(オンライン開催) (2020)
離婚後の父母コペアレンティングやゲートキーピングと子どもの適応の関連:クラスター分析による類型化
著者
直原康光
カテゴリ
学会発表(口頭)
Abstract
子どもと一緒に暮らす母親が認知した離婚後の父母コペアレンティングと同居親の面会交流に対する態度を示すゲートキーピングを類型化し,子どもの適応との関連を検討することを目的とし,110名を分析対象とした。クラスター分析により4群が抽出され,「低葛藤・協力群」「全低群」と比べ,面会交流の制限を伴う「高葛藤・制限群」において,子どもの適応に困難が生じていることが明らかになった。ただし,同居親による面会交流の制限による影響なのか,元夫の暴力による影響なのかは今回の分析では明らかになっておらず,さらなる検討が必要である。