研究業績

日本心理学会第85回大会 一般研究発表PO(発達)[PO-079], 187-187 (2021). (2021)
日本語版再婚信念尺度およびステップファミリーに関する困難さ尺度の作成と妥当性の検討

著者

直原康光・安藤智子・野沢慎司

カテゴリ

学会発表(ポスター)

Abstract

本研究は, Higginbotham & Adler-Barder (2008)が作成した再婚信念尺度(Remarriage Belief Inventory: RMBI)および Schramm &Higginbotham (2009)が作成したステップファミリーに関する困難さ尺度(Revised Questionnaire for Couples in Stepfamilies: RQCS) の日本語版を作成し,因子構造および妥当性の検討を行うことを目的とし た。 調査協力者は,以前の婚姻やカップル関係でもうけた子ども(18歳未満)と同居している男女で,実親 276(実母200名、実父76名)、継親272名(継父200名、継母72名)をそれぞれ分析対象とした。 因子構造については,実親,継親で多母集団同時分析を行った結果,許容できる値を得た。妥当性については, Marital Adjustment Testおよび Kansas Marital Satisfaction Scaleとの相関係数を算出し,有意な関連が認められ たため,一定の妥当性を備えた尺度であることが確認できた。 発表では,本尺度の活用可能性について検討したい。